公淑(こうしゅく)

第1巻「玄旗の章」

第5章 天猛の夢

梁山泊の豪傑であった秦明の妻であり、青蓮寺の執拗な残党狩りから致死軍に救い出された。過酷な長旅に疲弊しながらも、王定六への感謝と謙虚な姿勢を崩さない気品と芯の強さを持っている。夫を失った悲しみを抱えながらも、幼い息子の秦容とともに京兆府の店を目指して梁山泊の命に従って懸命に生き延びようとしている。息子が襲撃されて重傷を負うと、自らのわがままで街道を進んだことを深く後悔しつつ、驚くべき精神的強さと的確な医療技術を発揮して息子の命を救い出す。我が子を絶対に死なせないために満身創痍の状態で逃げ続ける、圧倒的な母としての不屈の強さを持つ。

第6章 地進の光

梁山泊の英傑・秦明の妻。杭州から息子を連れて遥かな旅をしてきた。旅の初期は心身の疲労を見せていたが、息子が負傷してからは母としての計り知れない覚悟と献身を発揮する。秦容の傷口から直接口で膿を吸い出し、赤く焼いた剣先を当てるという、凄絶な治療を不眠不休で行う。